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外壁塗料の艶について
外壁塗料の艶は、仕上がりの美観だけでなく、機能性にも影響を与える重要な要素です。艶には、艶あり、7分艶、5分艶、3分艶、艶消しの5段階があり、それぞれ以下のような特徴があります。
1. 艶あり
- 光沢が最も強く、高級感や華やかさのある仕上がりになります。
- 汚れが目立ちにくく、比較的掃除しやすいというメリットがあります。
- 紫外線反射率が高いため、熱を吸収しやすく、夏場は室温が高くなりやすいというデメリットがあります。
2. 7分艶
- 艶ありほどではないものの、光沢があり、上品な仕上がりになります。
- 艶ありと艶消しの中間的な存在で、汚れが目立ちにくさと美観のバランスが良く、人気があります。
3. 5分艶
- 程よい光沢があり、落ち着いた印象の仕上がりになります。
- 汚れが目立ちにくく、比較的メンテナンスしやすいというメリットがあります。
4. 3分艶
- 光沢はほとんどなく、マットな仕上がりになります。
- 住宅街に多い落ち着いた雰囲気に馴染みやすいというメリットがあります。
- 汚れが付きやすく、掃除が大変というデメリットがあります。
5. 艶消し
- 光沢が全くなく、完全にマットな仕上がりになります。
- 周囲の景色に溶け込みやすく、自然な印象を与えます。
- 汚れが最も付きやすく、メンテナンスが大変というデメリットがあります。
外壁塗料の艶を選ぶ際のポイント
外壁塗料の艶を選ぶ際は、以下の点を考慮する必要があります。
- 建物の雰囲気
- 周辺環境
- 汚れの付着度
- メンテナンス性
- 予算
例えば、日当たりが良く、周囲に建物が少ない場所であれば、艶ありや7分艶の塗料を選ぶと、明るく華やかな印象になります。一方、日当たりが悪く、周囲に建物が多い場所であれば、5分艶や3分艶の塗料を選ぶと、落ち着いた印象になります。
汚れが目立ちにくいことを重視する場合は、艶ありの塗料がおすすめです。ただし、紫外線反射率が高いため、夏場は室温が高くなりやすいというデメリットがあることに注意が必要です。
メンテナンスの手間を省きたい場合は、3分艶や艶消しの塗料がおすすめです。ただし、汚れが付きやすいというデメリットがあることに注意が必要です。
予算についても考慮する必要があります。艶ありや7分艶の塗料は、3分艶や艶消しの塗料よりも高価**です。
まとめ
外壁塗料の艶は、様々な要素を考慮して選ぶ必要があります。建物の雰囲気、周辺環境、汚れの付着度、メンテナンス性、予算などを考慮し、最適な艶の塗料を選びましょう。