さて、今回は軒天の雨漏りについてお話していこうと思います。💧
軒天とは?
軒天とは、家屋・住宅の外壁から外側に伸びている屋根の裏側(真下)部分にある天井のことを指します。破風板、雨樋、鼻隠し等と同じく付帯部分に属しており、外壁や屋根以外の箇所として塗装の際は分けて考えられます。外壁の外側で天井からはみ出して突き出ている部位を「軒」と言い、その裏側が「軒」の天井ということで「軒天」という呼び名がついたようです。
軒天の経年劣化
軒天は色あせや汚れが非常に目立ちやすい場所で、家屋の外側部分の裏ということもあり、雨風や台風の影響で剥がれるなどの不具合が生じることもあります。表面が毛羽立ってしまうことで、家屋の外観が大きく損なわれるデメリットがあります。また、軒天の経年劣化をそのまま放置し塗膜劣化が進行してしまうと、素材を守るためのコーティングの役割を果たせなくなって素材を傷めてしまい、軒天の素材全ての張り替えとなってしまう可能性も出てきます。最悪の場合、野地垂木や野地板、破風板、構造材等までも傷めてしまい、湿気や雨水により水分が溜まりやすくなる致命的な影響を与えます。
軒天のシミ・剥がれは雨漏りの可能性あり!
軒天の色褪せ、剥がれ、カビ、コケ、シミ、破損、この中で最も注意が必要で、一番雨漏りの可能性が高いものが「シミ」です。シミができているということは、どこかからか水が回ってきていることが考えられます。原因から対処しなければ同じシミが何度も出来てしまうかも。
なので、軒天にシミがある場合は、水がどこからきているのか調査する必要があります。その原因は屋根からの雨漏りであったり、軒樋(のきどい)に落ち葉などが詰まり雨水があふれたためであったり、原因はいろいろです。見た目だけのことではないかもしれませんので、専門家に調査依頼することをお勧めします。
塗料の剥がれ、カビ、コケなどは、その箇所に湿気がたまりやすくなっている、水分がある、ということが考えられます。
環境的な問題の可能性もありますが、雨漏り予備軍の可能性もあります。シミほどの緊急度はありませんが、点検依頼を考えた方がよいでしょう。
破損は、木の枝など何かが当たって起こる場合以外に、内部の腐食によっておこることがあります。原因は何にせよ、穴が開いている場合、そこから虫や小動物の侵入場所となることがありますので、業者に修理を依頼し、原因の特定もしてもらいましょう。
色褪せについては、経年劣化によるものなので、外壁等の塗り替えなどのタイミングに合わせて補修していくとよいでしょう。
実は軒天が快適で安全なお住まいを維持する役割を担っています!
もし上記のような状態を見つけたら当社までご相談ください! 🏠